無線アクセスポイント更新工事
T市I様(宿泊施設)
既存のアクセスポイントの更新工事を請け負わせていただきました。
業務用と宿泊客用のネットワークが物理的に分離されており、それぞれ別のアクセス回線を持つ構成となっていました。
今回ご提案をさせていただいた構成としまして、アクセス回線はそのまま用途毎に残すものとし、ルーター配下のネットワークをVLANを利用することにより、物理的に統合することとしました。
スイッチ側(以下L2SW)ではポートVLANとタグVLANを組み合わせ、無線アクセスポイント側(以下AP)ではSSID事にVLAN IDを作成することにより実現しました。
これにより限られた電波チャネルの有効活用も可能となりました。
設置位置においては、実際に実機を用いて入念にサイトサーベイを実施し、各居室等で使用可能となるよう、かつ最小限の設置台数でカバーできるように計画いたしました。
また、ご利用になられていたルーターがYAMAHA製だったこともあり(既設流用)、L2MSによる管理も可能となりました。
配下のL2SW及びAPをYAMAHAで統一することにより一元管理が可能となりました。
全体で数十台に及ぶAPではありましたが、クラスター管理により一括設定及び管理も可能に。

無線使用可能エリアは拡大しつつ、別々に構築されていた構成時より機器台数を大幅に減らせたことによりコストのカットにも成功しました。
これは切替後の余談ではありますが、俗にいう野良APがいたことがあとから判明し対応に難儀いたしました。
別に入っておられる設備の保守業者様がインターネット接続が必要で設置しておられたらしく、VLAN管理に切り替わったことにより接続ができなくなってしまいました。
急遽の対応ではありましたが、この接続も必要ということでしたので一部構成を変更して接続を復旧したのでした。
電波を使った通信は便利ではありますが、無秩序な構成では満足を得られるネットワークを構築できません。
経験豊富な弊社にぜひ一度ご相談くださいませ。


